2019.09.01 Sunday

フォトジェニックなのは…

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    前回、フライ竿と違って、リールのない和竿は、魚と一緒に写真を撮った時の収まりが良くないのではといったことを書きました。

    それはそうと、竿単体の姿を撮る場合、どのような背景がいいのかなぁと考えてみたのですが…

    オークションサイトなどを見ると、畳の上に置いて撮影しているのをよく見かけるのですが…

    「和」の道具だからそうするのかもしれませんが、私的にはちょっと…

    木の板の上に置くのもいいけれど、木目の複雑なものはちょっとうるさいし…

    杉やヒノキなど白っぽいものがいいのかなぁ。

    明るい竹肌であれば、思い切って黒バックというのも竿が引き立つかもしれませんね。

    あと、案外いいなぁと思っているのが、水色のバック…

    和竿の竿袋にこの色が多いのも意味があるのかも…

    つまらない話ですが(笑)

    2019.08.24 Saturday

    敵わないかなぁ…

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      丹精込めた繊細な仕事…

      優美な口塗…

      和竿は西洋式のスプリットケーン竿と比べても一歩も引けを取っていないと思うのですが…


      一つだけ…


      魚と一緒に写真を撮った時の写真写りが今一つのような…




      ほら、リールも一緒に写り込むスプリットケーン竿の方が、構図に変化が出て、写真としての収まりが良いように思えるのですよ。

      和竿はリールもないし、魚と一緒に写るのは所詮一本の棒に過ぎないわけで…

      メジャーを横に置いているようなもの…


      ネットを組み合わせるという手もあるかもしれないけれど…

      和竿の雰囲気にマッチする良い玉網って、なかなかないのよね。

      まあ、もともとこんなことなんて想定していないからね。


      それにしても、フライ竿とフライリールの組み合わせって、写真写り、インスタ映えっていうのかな、改めてよくできているよなぁと(笑)
      2019.08.17 Saturday

      繋がっているのね…

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        「江戸和竿」と区分される「竿富」のテンカラ竿です。


        何年も前のことですが、根津にある竿富親方のお店に立ち寄った時に、店内に並ぶ和竿を前に、テンカラ竿がないかと聞いてみたのでした。

        一本だけ差し出されたそれは、穂先が布袋竹の三本継ぎのもので、二番に割れがあって、これは売り物ではないよと…


        でも、そこを何とか譲っていただけないかとしつこくお願いしたら、根負けされたのか、割れのあるセクションは新しいものに取り換えて、全体に拭き漆をして納めるので半年くらい待ってほしいと。

        その時は、何としてもそのまま持ち帰りたい一心だったのですが、思いもかけない提案に、喜んで待つことにしたのでした。

        価格は、今考えれば驚くほどお値打ちでしたね。


        それから、日々の出来事に忙殺されてテンカラ竿をお願いしていたことなど忘れかけていた頃…

        親方から電話をいただいて…

        その週末にすっ飛んで開店と同時に伺いましたよ。


        使い込まれでややくたびれていた外観はピカピカになり、割れのあった二番も、新調したものを差し替えたようには全く見えず、もはや中古ではなく完全に新品です。

        これは嬉しかったですねぇ。


        詳しくは覚えていないのですが、この竿は汀石さんの竿を意識して…といったようなお話を聞きまして…

        その時は汀石さんなんて存じ上げなかったのですが…




        いやはや、大変なお方でした。

        初代竿忠にゆかりのある方なのですね。

        鮎竿など川の竿に定評があるようで、その著作も読み応えのあるものでしたよ。




        竿富親方とは師匠・弟子と言った直接的な関係はなさそうなのですが、ご近所さんだったこともあって親交があり、今でも親方のところには汀石さんの竿の修理依頼が来るのだとか…

        今度お会いしたら、色々とお話をお聞きしたいものです。



        「東作」という太陽のような偉大な存在があって、その周りを大小の惑星や衛星が周回する小宇宙…


        ちっぽけなロケットに乗って、この世界を旅するのも悪くないかなぁと…


        あっ、国内線でね(笑)
        2019.08.10 Saturday

        何を見ているのか…続き

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          ハーディーはロールスロイス社自身が認めた、まさに「釣り具のロールスロイス」でしたが、これだけ世界に名を馳せたメーカーだというのに、パラコナ竿を作っていた職人が独立してビルダーとして確固たる地位を築き上げたという話はあまり聞いたことがありません。

          レオナルド(レナード)については、私が初めてその名前を知ったのはまだ小僧の頃でしたが、カーペンターとかシムローとかアラナーといった職人の名前を知ったのは少し後になってからのことでした。

          さすがはレナード、そこに勤めていた職人さん達はレナード直系のメーカーとしてもてはやされていますが、不思議とその後継者の名前を聞いたことはあまりありません。



          以前、ピニンファリーナという、フェラーリのクルマをデザインするイタリアのデザイン会社に日本人がチーフデザイナーとして就任したことが話題になりました。

          エンツォ・フェラーリや612スカリエッティといったフェラーリのフラッグシップ級のスポーツカーが、日本人デザイナーによって生み出されたのですね。

          その方は、後に日本に戻ってデザイン会社を立ち上げ、食器や鉄瓶からクルマ、はてまた新幹線のデザインまで、様々な分野で活躍されているのですが、思うに、この方のデザインも、やはりピニンファリーナという看板があったからこそ光り輝いていたのではないかと思うのです。

          だから、この方がデザインしたフェラーリを購入した世界中の大富豪達が、独立したこの方がデザインした製品を先を競って買い求めたかというと…それはどうなのかなぁ。


          レナードの職人が作る竿がもてはやされているのは、製造本数が少ないことに加えて、本家であるレナード社がなくなってしまったことが大きいのではないかなと思ったりします。

          もし、レナードが今でもしっかりした体制の下に昔ながらの製法でバンブー竿を作り続けていたとしたら…

          どうなっていたのだろう。



          今や、レナードの元職人たちもすっかり高齢化してしまい、その製品は新品というより中古品市場で取引されるようになりつつありますね。

          ほとんど往年のレナードの竿と同化しつつあるともいえるわけで…


          その時、例えばカーペンターの事業を引き継いだ職人がいたとして、その職人が作った竿は、レナード直系の竿として認めてもらえるのか…

          バンブー竿のような極めて趣味性の要素が強い世界では、職人がいくらガイド一つの重量に拘ろうと、レナードで使用していたシルクスレッドとか当時モノのメノウガイドといった「系譜」に付加価値を見出し、底にお金を払う人が多いのではないかと。


          その点、日本の和竿の世界はうまくできていますね。

          大きな流れとして、初代から六代目と続く「東作」の血統があり、そこから派生した弟子筋も「東〇」とか「〇作」といった看板を受け継ぐことで、その血筋は一目で分かると。

          その周辺を「竿忠」や「竿治」や「竿辰」といった腕の立つ職人が彩るといった具合で、これらを含めた系譜図をみているだけでも面白い…


          ははは、こんなことを考えているだけでも面白いものですね(笑)
          2019.08.03 Saturday

          何を見ているのか…

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            レオナルド、いや、レナードのことはあまり良く分からないのですが、私の所有するレトートは、70年台のテッド・シムローが工場を率いていた頃のものと聞いています。

            その後に工場を指揮したトム・マックスウェルによる竿の方がより洗練されたデザインで、いわゆる「マックスウェル・レナード」として珍重され、市場での評価も高いようですが、私はこのシムローの時代のものに強く惹かれます。

            さて、このシムローですが、私はバンブー竿というよりはレナードを離れた後にロドンというメーカーから出していたボロン竿の印象の方が強いです。

            マックスウェルにしても、レナードを離れた後に自己の名前で竿を出していたようですが、やはりこちらも…

            こうして見ると、バンブー竿の愛好家って、職人というよりはレナードやハーディーといったメーカーを意識しながら竿を買い、語っているように見えます。

            もちろん、レナードでいえば、ウォルト・カーペンターやロン・キューシーやマーク・アラナーといった、かつてレナードで働いていた職人が自身の名前でバンブー竿を作って珍重されている例もあるけれど、これだけもてはやされるのは、やはり絶対数が少ないからなのではないかと思ったりします。

            ハーディーでも、パラコナ竿の製作に携わっていた職人さんは大勢いたはずなのですが、個人的なレベルでパラコナ竿の伝統を引き継いで出し続けて成功している職人さんって、あまり聞いたことがないですね。

            分業が進んで、竿づくりの工程全てを一人で担当するようにはなっていなかったせいかもしれませんが(笑)


            それはさて置き、日本のバンブー竿のビルダーさんを見ると、音楽や絵画、工芸などの多くの芸術作家のような、高名な〇〇氏に師事して…、あるいは第一人者である〇〇さんの下で修業して…という話をあまり聞きません。

            どちらかというと、すべて独学で身に付けたという方の方が多いように思います。

            料理人の世界のような、フランスの三ツ星レストランで三年修行して…な〜んて話は出ないわけです。


            だから、我が国には、アメリカにおけるレナードのような、揺るぎない心の拠り所がなかなかない…

            だから、バンブー竿ブームが燃え上がるのは早くても、下火になるのも早い…

            「この竿が素晴らしい」と納得するためには、メーカーではなくビルダーさん個人に対して敬意を抱くよりほかないのであって…

            そういう意味では、米国ではレナード、ペイン、オービス、ウインストン、英国ではハーディーといった心の拠り所となるような偉大なメーカーさんがあるって、とっても都合の良いことなんですねぇ。


            書店でフライフィッシング関係の雑誌を手に取ってパラパラとめくって見ると、バンブー竿なんて、以前は何度も特集が組まれるほどだったのに、今はもう笑っちゃうほど出て来ない…


            これって一体…


            うむむ、続きはまた今度…
            2019.07.27 Saturday

            僕のマーベル…

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              これまで、様々なマーベルを目にしてきました。

              マーベル…数多あるパラコナ竿の中で、飛び抜けて繊細な竿ですね。

              歴史は意外と古くて、1925年からあった竿…

              竹片を正確に切削する機械を導入し、工作精度が飛躍的に向上したことによって初めて製造可能になった竿なのでしょうね。

              大概のパラコナ竿に段巻き、インターミディエイトラップが施されている中で、最初からインターミディエイトラップが施されていないのがこの竿の特徴…

              とは言え、シュウィバートの大著、「トラウト」にあるアメリカのフーバー大統領所蔵とされているマーベルにはインターミディエイトラップが施されていて、まあ、当時は顧客のオーダーに応えて何でもやってくれたのでしょうね。

              戦前のマーベルのリールフィッティングは、ポケット&リングではなくて、C.C.de Franceなどに見られるユニバーサルリールフィッティングだったようです。




              僕のマーベルは、そこまで古いものではなくて、50年代のもの。

              それでも、ガイドのラッピングシルクは一般的なグリーンではなく、透明なシルクが使われています。

              これだけで随分雰囲気が違います。


              肝心なのはそのアクション…

              どの時代のものも、柔らかくてペランペランな感じなのですが、ラインを通すとシャキッとするというか、もちろんピュッピュッと振るような竿ではないけれど、かなり大型の鱒でもいなすことができます。


              そして何よりもパラコナらしいのがトップガイド…

              スネークではなく、小さなめのうリングが入った立派なものです。

              信仰のようにトップガイドは軽量であるべきと信じて疑わない人にとっては、こんなトップガイドは許せないのかもしれませんが、僕のマーベルだって50年以上経過して何ともない…

              ご立派なことを言われる国内ビルダーの竿で、これだけ時間が経過している竿なんてないですよね。


              パーフェクションにしてもデラックスにしても、9フィート前後のものが一般的で本数も多く作られたパラコナ竿の中にあって、マーベルのような竿は、かなり特殊な竿で、出回った本数も少なかったうえに、破損したものもあったと思われることから、古いマーベルはなかなか見ません。

              さすがに戦前のマーベルともなると、使うのはちょっとためらわせるかも…

              これくらいのマーベルが、使うにしても一番美味しいところかもしれませんね。
              2019.07.14 Sunday

              パラコナ竿なんていらない…その6

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                デパートのおもちゃ売り場の前で床に身を投げ出して「買って買って」と泣いてせがむ子供の姿はめっきり見られなくなりましたね。

                お金を持っているからなのか、親に買ってもらえなくても「じいじ」や「ばあば」にねだれば買ってもらえるからなのか、私の場合はそこまでしなくても、「見るだけだから」と言っておもちゃ売り場に行ったのはいいものの、本当に見るだけになってしまい、何度しぶしぶ帰ったことか…

                それから幾星霜…

                すっかり大人になっても、「欲しい欲しい病」は時として発症するもので…

                クリスティーズやフィリップスのオークションに入札して楽しんでいた頃、ジム・ハーディー氏がコレクションを出品するという話が舞い込んできました。

                2000年1月25日(木)午後1時に行われるフィリップスのオークションに出るということで、取り寄せたカタロが画像のものです。

                ジム・ハーディー氏は、ハーディー家の人々や製品についての本を書き上げ、身の回りの品々をオークションに出されたのだと思われます。

                リールや竿に始まり、写真や手紙、トーナメントの記録など、出品された品々は、ロット数にして55項目もありました。


                中には、こんなものも…



                おわかりですか?

                ロッド・イン・ハンドマークのデザインの原型となったスケッチです。

                創業者、初代ウイリアム・ハーディーによるものだと…


                総数55ロットの中でも、目玉はやはりリールでしょう。

                トーナメント用のベイルアームのないスピニングリールやジョック・スコットリール、これまたトーナメント用に背面のプレートに穴を空けて軽量化したL.R.H.ライトウェイトリール、L.R.ハーディーのネームプレートの貼り付けられたセントジョージ、L.R.H.ライトウェイトリールのプロトタイプなどなど…

                どれを取って見ても唯一無二のもので、おそらく、世界中のコレクターの間で競り上げられ、高額で落札されるのだろうなぁと。


                せっかくなので、何点か、運よく落札できればそれでよしと言えるような額で入札した中で、一つだけ本命として頑張ったのは…

                リールのロットにポツンと混じっていた、特に解説もされていない一本のパラコナ竿…

                DナンバーのNo.2 John James Hardy、1924年製とあります。

                誰も気に留めないのではないかと考えたわけです。

                とは言え、当然競り合いになることは必定なのであって、カタログに書かれている予想落札額に負けない額で入札しないと競り勝てません。

                かと言って、あまり高額で入札すると、間違って落札できた時にエライことになるので、そのあたりも考えないといけません。

                私の持っているカタログには、入札の締め切り日まで、6回にわたって額を引き上げた形跡が残っています。


                しかして…



                予想に反して、極めて低廉な価格で落札できて、手元にやってきた竿がこれ…

                竿と一緒に、その由緒?を証明するジム・ハーディー氏のサインの入ったレターが入っていて…

                えっ?

                故L.R.ハーディー社長が所有していたものだと…

                聞いてないよそんなこと…

                こういうことは、極めて重要な情報だったはずで、この情報がカタログに明示されていたら、おそらく私は落札できていなかったかも…

                見るからに希少なリールには細かい情報が記載されていたのに、こういうものはあんまり気にしていなかったのかなぁ。

                ハーディーの神様は、時として気まぐれだ…


                案の定、これ以外に入札したものは軒並み落札できませんでした。

                中には僅差で競り負けたものもあって、もう一声多く入れておけばよかったかなぁ、な〜んて思ったりしたのですが、それは違います。

                その時点でライバルがいなくなっただけのことであって、もし私が10ポンド競り上げたとしても、さっさと20ポンド競り上げられるだけでしょうから。

                最高入札価格を決められる事前入札は、こんな時に冷静になれるのでイイですね。


                もうこれ以上は望むまい…

                ハーディーの神様は、十分微笑んでくれたのだから…
                2019.07.11 Thursday

                パラコナ竿なんていらない…その5

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                  海外オークションに手を出してしまった話をしました。

                  最初はクリスティーズでしたが、他にもフィリップスとかボナムズとかでも、釣り具のオークションが開催されているのですね。

                  カタログを取り寄せて、想像力をたくましくしながら、どれに入札しようか、いくらで入札しようか、まかり間違えて落札しちゃったらどうしようかなどと思いを巡らせる日々はとても楽しいものでした。

                  それはフィリップスだったのですが、パーフェクションが出ていて、Aナンバーの1911年製と。

                  ここまではまあ普通なのですが、何と、MINT?とあったのですよ。

                  ここでは「?」が重要になります。

                  予想するに、おそらくレストアされているのだろうなぁと。

                  だからMINTって言えばMINTなのだろうけれど、オリジナルではないと言う意味で「?」が付いているのではないか…

                  予想落札価格もそんなに高くないところを見ると、明らかにオリジナルではないのだなぁと感じたのですが、何か心惹かれるものがあって、入札し、無事に安価で落札することができたのでした。



                  それから数日後、竿が自宅に届き、開けてみてぎょっとしました。




                  布袋がきれいなのですよ。

                  Aナンバーあたりまで古くなると、布袋が劣化して穴が開いていたり生地がボロボロになっていたりするものなのですが、所々汚れはあるものの、敗れやほつれもなく、とてもきれいな状態です。

                  ラベルに刺繍されたロッド・イン・ハンドマークや、To The KINGとある大きな国王の紋章も、極めて鮮明です。


                  わくわくしながら、袋から取り出すと、確かにMINTの表示に恥じないきれいな竿が出てきました。

                  メタルはとてもきれいで、これはオリジナルでしょう。

                  そしてグリップのコルク、この時代のパラコナ竿のグリップは一般的な竿のグリップのようなリング状のコルクを積層して成形したものではなく、薄いシート状のコルクを木製のベースに貼り付けたものになっています。

                  シート状のコルクを貼り込む作業は完璧ともいえるもので、もしかしたらグリップもオリジナルなんじゃないかと思いたくなるくらいに見事です。

                  そして、ガイドですが、年代からすればブリッジガイドなはずなのに、何故かスネークガイド…

                  ガイドのラッピングやインターミディエイトラップはきれいに巻き直されているように見えました。


                  だてに「?」が付いていただけあって、レストア品なのでしょうけれど、全体の雰囲気はとても良くて、おそらくはハーディーがレストアしたのではないかと予想しました。




                  ほら、この書体、よく見るような気がしますよ。


                  何せ百年にもなる竿ですから、どうしても痛みは出てくるものです。

                  それをレストアする際に、経年変化まで織り込み済みで仕上げる方もいて、これはこれで凄い技術だと思うのですが…

                  そう言う竿にも新品だった頃はあったはずで…

                  そのあたりを狙ってリストアしているように感じられて、とても好ましく感じましたよ。

                  せめてスネークじゃなくてフルオープンブリッジしてほしかった…

                  そう思わなかったのかと言われてしまえば、確かにそのとおりなのですが、こういう修理が「正しい修理、正しいレストア」なのではないかなぁと思いましたよ。


                  ハーディー社に古い自社製品のレストア部門があったりしたら楽しいのですが、今はそうしたこととは一線を画す現代のメーカーになってしまっているのでしょうね。
                  2019.07.07 Sunday

                  パラコナ竿なんていらない…その4

                  0



                    「いらない」なんて言っているのに延々と欲しい話ばっかりしているじゃないかと怒られてしまいそうですが、今現在はそうなのですよ。

                    黄門様のような境地、すなわち「助さん、格さん、もういいでしょう」となるまでには色々とあったということで(笑)


                    恐る恐る手に染めてしまった海外直輸入に輪をかけて、楽しかったのがオークションでしたねぇ。

                    最初に手を出したのがクリスティーズです。

                    クリスティーズといえば、ピカソやセザンヌの絵が何億円で落札したとか、遠いイメージだったのですが、釣り具とかカメラでもオークションがあって、銀座の現地法人を介してビッドできたのですね。

                    釣り具のオークションのカタログを送ってもらい、入札するロット番号と入札限度額をファックスして、あとは結果を待つのですが、限度額の範囲内で入札してくれるので、思いがけなく安く落札することもあってびっくりすることもありました。

                    クリステイーズのお姉さんに日本から入札している人はいるかと聞いたら、日本の事務所を通して入札している人は他にいませんと言われたので、ライバルは少なかったのでしょう。

                    古いパーフェクトなど世界中のコレクターが欲しがるアイテムならともかく、普通のパラコナ竿は日本で買う価格の半額以下だったような気がします。

                    一つのロットには竿が1本のこともあるけれど、その他数本と書かれていて、落札してみたらツーハンドのサーモン竿が付いてきてブッたまげたこともありましたよ。

                    迷彩色の竿袋に入ったヘブリディーンなど、補修が必要だったせいか、完全なおまけでしたし、デラックスを落札したら、同じようなデラックスがもう1本付いてきたこともありました。


                    改札日の翌日に銀座のクリステイーズのお姉さんに電話をかけて落札結果を聞くのは、それはそれはドキドキで楽しいものでした。

                    「ロットナンバー〇〇は…残念、落札額は××ポンドでした」

                    「う〜ん、やっぱり駄目だったか…」

                    「ロットナンバー〇△は…××ポンドで落札できました」

                    「うわ、そんなに安いの?安過ぎて大丈夫かな」

                    配送手続きまでやってくれるので、とっても楽ちん、手数料なんて、落札額自体が大したことないのでね(笑)


                    てな感じで、デラックス・ダブルビルド、イッチェン、デラックス、ワイ、パーフェクト、セントジョージなどなど、お安く手に入れることができたのでした。


                    今日はこのへんで。
                    2019.07.07 Sunday

                    パラコナ竿なんていらない…その3

                    0



                      「ビールは最初の一口目がサイコーに美味い…」

                      その美味さは、次第に減少していくのであって…

                      バンブー竿を手にする際の喜びも似たようなところがあります。

                      お店に並ぶ竿にビビッときて、資金繰りをして、お店に取り置きをお願いする連絡をして…

                      無事に支払いを済ませて、さあ、これでこの竿はあなたのものだよと…

                      帰宅して、リビングのソファに座ってケースから竿を取り出し、竿を継いで、試し振りした瞬間…

                      このあたりがピークですかねぇ。

                      ライカやハッセルブラッドを買った時も同じようなものでした。


                      これが英国からのメールオーダーだと、ちょっと勝手が違ってくるわけで…


                      英国から送られてくるカタログというかリストには、ものによっては写真が載っていることもあるけれど、多くはスペックとコンディションと価格が書かれているのみで…

                      限られた情報だけでイメージを膨らませ、オーダーするかどうかを決断しなければならないのであって…

                      コンディションは、Mintであればまだいいのですが、ただのExcellentくらいではやや怪しくなってくるし、Verry Goodあたりだとかなり怪しい。

                      Usableにもなれば「まあ、使える」ってことであって、補修が必要になることもある…

                      価格も含めて総合的に勘案して、瞬時に決断しないといけないのですよね。

                      何せ、ライバルは世界ですから(笑)


                      首尾よく世界との競争を出し抜くことができたとしても、商品が無事に自宅に届けられて、塩ビのチューブから中身を取り出してみないことには、自分の判断が正しかったのかどうか、確かめることができない…


                      この場合、「最初の一口」の喜びは、開封して布袋から取り出した「その瞬間」に凝縮されます。

                      思った以上の上モノだったりすれば、それは一気に爆発し、次いでポワ〜ンとした恍惚状態へと変わります。

                      この間、ほんの一瞬…


                      でも、予想に反して、補修の形跡があったり、明らかにレストアされたものだったりすると…

                      あちゃ〜っ、その一瞬は、奈落の底に突き落とされる時間になります。

                      海外から取り寄せたということもあり、返品なんて、そりゃ無理ってもんですからね。


                      「ま、まあ、いいか…」

                      最後はこの言葉で自分で自分を納得させるしかないわけです。


                      そして、何度かに一度、大金星に出会うこともあって…



                      ヤフオクとかの何倍も楽しかったですねぇ。

                      カタログを送ってたディーラーのあの爺さん、今どうしているんだろう…


                      今宵はこのへんで。
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